留学生は国民年金に加入して保険料免除申請を!! 

最初のペ−ジで紹介している広島留学生会館祭が10月30日(日)に行われます。昨年、広島市のITボランティア講座を受講した仲間と「ここよ」というグル−プをつくり留学生にホ−ムペ−ジを教えるというボランティアを行いました。今年も引き続き行うことになり、打ち合わせに行った際の雑談の中で、留学生がアルバイトの帰り道で交通事故に遭ったとの話を聞き、健康保険などのことを聞いてみると、留学生を受け入れる大学では国民健康保険には加入させているが、国民年金の話は一切出てこないとのことでした。確かに、1年か2年程度の留学ですから健康保険は必要としても、国民年金などもらえるわけもないため加入するようには指導していないのでしょう。

 国民年金保険法が対象にしているのは、国籍に関係なく、日本国内に住所のある20歳以上60歳未満の者全てがですから、「えくれしあ第28号」の「外国人の社会保険への加入は?」で触れたように、国際協定により母国で年金制度の適用を受けている者を除いて、「法律的には加入しなければなりませんよ。」と話すと、「乏しい生活費の中から国民年金保険料13,580円を出すのは難しいですね。」となってしまいます。確かに、そうですよね。しかし、さっきの交通事故にあった留学生が寝たきりになったら労災保険から給付がありますが、労働災害や通勤災害でない事故や病気によって障害を負った場合はどうでしょうか。最近は留学生だけでなく、外国人労働者も増えてきています。外国人が交通事故を起こす例も新聞等でみかけることがあります。そうした不慮の事故に対処するとすれば、国民年金に加入して、障害基礎年金が受けられる状況をつくっておく必要があるのではないでしょうか。

 早い話、保険料を支払わずに国民年金に加入できればいいわけです。となれば、学生に対しては、学生納付特例という制度がありますので、収入のない留学生にとっては、この制度を利用すれば保険料を負担せずに、万が一の場合の保障が得られることになります。当然、保険料免除の該当になるか否かは、所得が一定額以下という条件がありますが、これは前年度の所得でみていきますから、留学してこられた年については前年度の所得の把握が出来ないため免除の該当になります。2年目以降については、アルバイトなどで得た前年度の所得が180万円以内であれば、免除対象となります。大学に留学している人のアルバイトの可能時間数が、1週間28時間以内、夏休みなどは1日8時間以内に限られていますので、まず180万円を超えることは無いと考えられます。ということで、留学生の方は、区役所に行く手間を惜しまなければ保険料を払うことなく、国民年金の被保険者になれ、交通事故に遭い、1級または2級の障害を負ったという最悪の場合には、障害基礎年金が、1級で993,125円、2級で794,500円受給できることになります。これは日本国内にいる場合だけではなく、帰国してからも、あの世に旅立たれるときまで社会保険庁のから送金されます。

 留学生の知合いがいる方また留学生を使用している事業主さんはこのことを留学生に指導してあげてください。と同時に、留学生をアルバイトで使う場合には、入国管理局の「資格活動外許可書」を持っているかどうかの確認が必要になりますし、大学の正規生、大学の聴講生・研究生そして専門学校の学生など就学状況によってアルバイトできる時間数が異なっていますのでこのあたりのことをしっかり把握しておかないと入国管理法違反として3年以下の懲役又は200万円以下の罰金に処せられることになりかねません。ちなみに風俗営業でのアルバイトは禁止されています。